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全米No.1の Mayo Clinic を核とした医療都市

 医学を基礎とするまちづくり研究所の研究フィールドは国内にとどまらない。これら研究フィールドのうち、代表的なものが、「全米No.1」との呼び声高いMayo Clinicを核とした都市開発・産業振興計画を紹介する。

 この計画はミネソタ州ロチェスター市で進められている。同市中心部にはMayo Clinicの医療施設や患者滞在施設・ホテル等が整備され、それらが空中回廊等で連結されるなど、医療都市が形成されている。  さらに2013年には公民連携で経済開発イニシアチブ「DMC (Destination Medical Center) 経済開発局」が設立され、Mayo Clinicを核とした都市開発・産業振興計画が実行に移され、今後20年で60億ドルを超える投資が想定されている(画像=整備後の医療都市イメージ図)。

【講演者:Patrick Seeb 氏プロフィール】

 メリットケア・ヘルスシステム脳外科および精神科、ヘルスケア・インフォメーション・サービス社社長等をへて、1995年より2015年までセントポール・リバーフロント社社長。川沿い地域の再開発やまちづくりを主導してセントポール市への投資呼び込みに貢献し、International Waterfront Centerより「ベスト・ウオーターフロント計画賞」を授与されるなど、地域開発プランナーとして高い評価を得る。  2015年9月、ミネソタ州ロチェスター市を中心とした地域においてメイヨークリニックを核に、都市開発と産業振興を推進する「ディスティネーション・メディカル・センター(Destination Medical Center)経済開発局」の経済開発・地域づくり局長に就任。その手腕に世界が注目している。

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