農村健康観光「薬狩りモニターツアー−夏の宴−」を実施しました

 2018年8月25日(土)、早稲田大学 医学を基礎とするまちづくり研究所と奈良県立医科大学は「薬狩りモニターツアー−夏の宴−」を実施しました。これは両大学および日本観光振興協会の共同研究課題:『薬用作物の産地形成と園芸療法を通した農村健康観光の開発に関する研究』(農林水産政策科学研究委託事業)の一環として取り組んでいるものです。  ツアー名にある「薬狩り」とは、薬として利用可能な植物を採集することであり、本ツアーはこの「薬狩り」を通して自然環境と健康との深い関わりを体感する事をコンセプトとしています。

 このモニターツアーでは、昨年度実施したツアーに引き続き、その昔推古天皇が「薬狩り」を行ったとされる奈良県の高取町をフィールドとして、近年県を挙げて生産に取り組んでいる奈良原産の薬用作物「大和当帰(ヤマトトウキ)」に着目しました。そして新たに、「大和当帰」の種取り体験や、草木染め、そしてツアーを通じて複数回測定した参加者の健康状態に関するデータに基づく、医師から参加者への健康アドバイスを実施しました。また「薬狩り」の名所をはじめ地域の自然・文化・歴史が色濃く残る場所を巡る「薬狩散策」では、地域に自生していて、民間療法等で使用されてきた様々な植物を、専門家とともに学び・体験できるように、内容を洗練させました。

 こうしたプログラムによって、参加者からは「当帰をはじめいろいろな薬草や自然に触れられて心身共に元気になりました」、「とても楽しく、体にも心にも良かった」、「貴重な体験ができ、とても良かった」など、心身への好影響を含めて好評を得ることができました。

 さらに今回も、研究の一環として本ツアーの医学的効果および経済的効果の検証を目的とした測定作業を行いました。今後、計3回実施したモニターツアーの測定データの分析から「農村健康観光」の効果を明らかにすると共に、その普及を通じた「人も元気に、村も元気に」のための方策を検討します。

【主なツアー協力者】

三谷ファミリークリニック 三谷和男院長(兼 奈良県立医科大学 特任教授)、巽欣子副院長 ポニーの里ファーム保科政秀さん 自然療法「森の学校」校長クレメンツかおりさん 高取町市尾地区、羽内地区、藤井地区の方々 佐原自動車

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