「薬狩りモニターツアー−夏の宴−」を実施しました


 2017年8月27日(日)、早稲田大学医学を基礎とするまちづくり研究所と奈良県立医科大学は「薬狩りモニターツアー−夏の宴−」を実施しました。これは両大学および日本観光振興協会の共同研究課題:『薬用作物の産地形成と園芸療法を通した医学的エビデンスにもとづく「農村医療観光」の開発による6次産業の創出に関する研究』(農林水産政策科学研究委託事業)の一環として取り組んでいるものです。

 このモニターツアーでは、その昔推古天皇が「薬狩り」を行ったとされる奈良県の高取町をフィールドとして、近年県を挙げて生産に取り組んでいる奈良原産の薬用作物「大和当帰(ヤマトトウキ)」に着目しました。具体的には、「大和当帰」の収穫体験および料理づくりワークショップ、地元住民へのヒアリングを基にガイドを作成した「薬狩り」の名所を巡る「薬狩散策」など、薬用作物と、それとともに生活してきた地域文化を五感で感じるプログラムを実施しました。これらプログラムの企画・検討および実施にあたって、高取町の大和当帰生産農家「ポニーの里ファーム」をはじめ、地場産業である配置薬の関係者、観光ボランティア等の協力を得ており、今後も実施可能な内容となっています。

 また、研究の一環として、本ツアーの医学的効果および経済的効果の検証を目的とした測定作業を行いました。特に医学的効果に関しては、ツアー参加者の主観的・客観的な健康状態を測定しました。今後これら測定データを分析し、「人も元気に、村も元気に」に寄与する「農村医療観光」のあり方を考察します。

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